席次表の手作りは、結構大変です。

2020年2月17日

席次表、自作に委託、利点はさまざまです

ネットや雑誌などで手作り席次表のやり方が、たくさん紹介されていますが
みなさんは、手作り、外部専門業者への委託、ホテルなどへ全てお願いする
どれを選択しますか?

ホテルや式場など会場へお願いする場合、料金はお高くなりますが、それに見合うだけの
利点が多くあります。
自作は何と言っても料金がお安く仕上げることができますし、外部委託は仕上がりが綺麗なのは
もちろん、急な修正にも対応してくれるサポートがあります。

それぞれ利点はありますが、ペーパーアイテムを専門に印刷している者としましては
ホテル、式場への委託か、専門業者への委託をおすすめします。
もちろん料金的には手作りに比べると少しお高くなりますが、それに見合うだけの価値が
あると思いますので、これからの説明を読んでからご検討ください。

やってみないと分からない、手作り席次表

実際にはやってみないと分かりませんので、何をどうしたらいいのか大体の流れから説明
していきます。

自作する場合の簡単な流れ

・用紙を注文
・出席者を配置(名前、肩書きの入力)
・校正(字の間違い、欠席者、配置の間違いがないか確認)
・校了(校正の終了、結婚式4日前ぐらい)
・印刷

席次表の印刷は招待状に比べるとかなり大変です、招待状の方は印刷するアイテム数は
多いのですが(本文、封筒、葉書、等)、結婚式まで時間がある分余裕を持った印刷ができます。

招待状印刷に関しては別の記事で解説していますので、合わせて参考にされてください。

>>結婚式招待状、製作発送までの流れ

こんなに大変、手作り席次表

決して脅している訳ではないのですが、専門職だからこそできアドバイスもできると
思いますので参考までに。

用紙を注文

ネットで買うと用紙代は1枚210円から、ハンズや専門の用紙を取り扱っている
お店では10枚入りで2,500円〜3,000円ぐらいです。

印刷になれてる方でしたら、用紙代だけなのでお得ですが印刷するには
プリンターのインク代もかかります、インク代って結構高い!ということも忘れてはいけません
インク代は製品によりますが2.000円〜4,000円くらいはみていた方が良いです。

ちなみに1セットでは足らないと思いますので、何セットか用意することをお勧めします。

出席者を配置(名前、肩書きの入力)

手作り席次表で一番大変な作業です、ゲストの名前の打ち間違いなどに注意が必要です
私たちもこの作業が一番気を使いますし、一番時間がかかる作業になります。

人の名前はさまざまです、パソコンやスマホでは表示出来ない文字もありますので
どうしても文字が無い場合は、ご本人に了承を取る事をお勧めします。

お名前を間違えると大変失礼になり、人によっては怒ってしまう方もいます
校正はしつこいぐらい確認して下さい、それでも間違いは必ずあります。

もしもの時のために当店では席次表下、右端に下記の一文を記載しています。

「お席順等に失礼があろうかと存じますがお許し下さい
 なお 万一誤字がございました場合は御容赦下さいませ」

あくまでももしもの時の対策です、文字の間違いが無くなる訳ではありませんので校正は
よく確認してください。

また肩書きが入る場合は作業数、気の使い方もハードルが上がりますので、その旨ご理解の
うえご検討下さい。

校正(字の間違い、欠席者、配置の間違いがないか確認)

お名前、役職など間違えるのは大変失礼に当たります、細心の注意を持って確認して下さい
しかし誰にもミスはあります、またミスをするのが自分だけとは限りません、招待したゲストが
間違う場合もあります、想定外のことが起こりますので、落ち着いてゆっくり確認しましょう。

また自作、外部委託の場合でも、会場担当の方には必ず校正をお見せください
担当の方も交えて校正をやることで、気づかなかった点に気づくこともありますし
アドバイスなども頂けますので、是非ご相談ください。

欠席について

欠席の連絡は直前まであります、しかしどこかで締め切らないと結婚式に間に合いませんので
当店では4日前か最悪3日前には印刷するようにしています。

締め切り後は欠席、変更修正は、ご遠慮してもららっています、ご自分で印刷される時も
締め切りは決めてからやられて下さい。

校了、印刷

字の間違い、配置、欠席など全て校了後に印刷にかかれます、最低でも4日前ぐらいを
目安に印刷して下さい。

席次表製作にかかる方法と料金

招待状の手作りの時にも説明しましたが、こだわり過ぎると心と体が付いて来ません
席次表印刷は大変な作業です、私たちプロでも精神的にも肉体的にも堪える作業なので
結婚式を控えたお二人が、結婚式の4日前に気軽に出来る作業とは思えません。

手作りをやってみようと思われてる方は、その旨ご理解の上やられる事をおすすめします。

用紙サイズで印刷方法が変わります

家庭用のプリンターはA4サイズの印刷しか出来ません
A3まで出力出来るプリンターを、お持ちの方もいらっしゃるとは思いますが
多くの方が使われているプリンターは、A4印刷タイプをお持ちだと思います。

確かにA4サイズの席次表用紙もありますが、出席人数が少数の場合ならまだしも
100人近くかそれ以上だとA4サイズでは辛いと思います、文字のサイズを小さくすると
配置は可能なのですが、おすすめしません。

当店で取り扱っている商品のほとんどが、B4かA3サイズです、100名近くかそれ以上の
披露宴はA3用紙で、50名未満の披露宴はB4で印刷します。

配置するうえで文字の大きさは、名前を11ポイント、肩書きは7ポイントで表記しています
これを下回ると、お年寄りや目が悪い方には裸眼での確認が難しくなります。

さすがに肩書きは見えにくいと思いますが、肩書きは会社、部署によっては長くなってしまう
ため、このサイズでご容赦頂いています。

参考までに当店でB4タイプに印刷した時のフォームです。

席次表製作にかかる料金の目安

製作依頼先(40枚) 料  金 備 考
自 作 1枚約210円から(用紙次第) A3、紙代、別途インク代
外部専門業者(紙印刷込) 1枚約420円から(用紙次第) A3、印刷込、両面
当 店 1枚約400円から(用紙次第) A3、印刷込、両面

あくまでも目安です、もっと安くでできるお店もありますが、A3、表紙、リボン付き、両面印刷
として計算しています。
料金や組み合わせは各お店で変わります、詳しくは各店舗にてご確認ください。

結婚式は落ち着いた気持ちで迎えましょう

一番お伝えしたかったのは、結婚式一週間前は他にもさまざまな準備もありますし
何よりご家族や親しい方々との時間を、大切にして欲しいと思っています。

どうかこの一週間を大切にお過ごし下さい。

ここまで手作り席次表について解説してきましたがいかがでしたか?
結構大変だということが分かって頂けたと思います。

決して推奨しないという訳ではありません、気持ち的にもスキル的にも余裕が
あるようでしたら、チャレンジされても良いと思います。
ただしハードルはかなり高めだという事をご理解したうえで、作業される事をお勧めします。

当店に依頼された場合

当店の場合

・枚数は40枚から
・表紙、リボン付き(上部写真を参照下さい)
・両面印刷
・配席部分のみ(片面印刷)は1枚320円から
・表面には進行表、メニュー等印刷可能です(1枚90円)
・校正は何度でもお出しします
・納品は結婚式4日前

当店ではネット販売をしていませんので、ご来店できる方に限らせていただきます
また詳しくは打ち合わせにてご説明させて頂きます。

個人的には外部専門業者(当店含む)への委託をお勧めします。
用紙も自由に選べますし、仕上りが綺麗なのはもちろん、お時間に余裕ができます。

専門業者への委託は当然料金がお高くなりますが、この差額を高いと考えるか
時間的に余裕ができると考えるかは、新郎新婦それぞれだと思いますので
この記事を参考にいろいろ検討して頂けると幸いです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました、またお付き合い頂けると幸いです。