結婚式招待状、どんな文章で出されますか?

招待状の文例はさまざま

結婚式招待状の文例はさまざまです
今回は出される方や、式の挙げ方などで変わってくる、結婚式招待状の文例について
お話しさせて頂きます。

招待状を出される時、まず最初に考えるのが、何方が出されるか?
招待状を出すのは新郎新婦だろう、と思われるでしょうが

・新郎新婦名義で出す
・ご両親名義で出す
・発起人名義で出す

大きく分けてこの3つに分けられます、これが出される名義で変わる文です、他には

・結婚式を海外や他の場所ですでに挙げて来た
・すでに入籍して結婚生活が始まっている

結婚式をどこで挙げられるか、いつ挙げられたかで変わる文です。

詳しくは次から説明していきますが、まずは文例と言っても
さまざまなシュチエーションで種類が変わるんだ、と言うことを覚えておいて下さい。

出す方、挙げた場所、時期で文章が変わります

ここからは当店で実際に使っている文章を使って説明しますので
コピーして使われても良いですし、文章製作の参考して頂けると幸いです。

新郎新婦名で出す場合

新郎新婦お二人名義で出される文例

謹啓 初夏の陽射しが眩しい季節となりました
皆様 いかがお過ごしでしょうか
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 今後ともご指導賜りたく
ささやかではございますが披露宴を行います
お忙しい中 誠に恐縮ではございますが
ぜひ ご出席くださいますようお願い申し上げます
                敬 具

「初夏の陽射しが眩しい季節となりました」この部分は季語になりますので
使われる場合は季節に合わせて、変更してお使いください。

封筒裏面、返信葉書の宛名はお二人のお名前になります

お二人名義で出すタイプですが、文中にご両家からの挨拶が入る文例

謹啓 ○○の候 皆様には益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日ごろお世話になっている
皆様をお招きして 心ばかりの祝宴を催しますので
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
                敬 具
令和○年○月吉日
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○
ご多用中のところ誠に恐縮に存じますが
両人にお励ましをいただきたく
私どもからも宜しくお願い申し上げます
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○

新郎新婦だけではなく、ご両家から挨拶文が入ります、一言添えるだけで
印象が変わりますのでお試しください。

封筒裏面、返信葉書の宛名はお二人のお名前になります。

ご両親名で出す場合

ご両親名義で出すタイプですが、文中に新郎新婦からの挨拶が入る文例

謹啓 ○○の候 皆様には益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます
このたび ○○○○ ○男 ○○と○○○○ ○女 ○○
との婚約相整い結婚式を挙げることになりました
つきましては 幾久しくご懇情賜りたく
心ばかりの祝宴をご用意いたしましたので
ご多用中誠に恐縮ではございますが
ご臨席いただきたく ご案内申し上げます
             敬 具
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○

令和○年○月吉日
私たちふたりは結婚することになりました
平素より心強い支えをいただいている
皆様に新しい人生の門出を見守って
いただければ幸いに存じます
今後とも末永くご指導のほど
よろしくお願い申し上げます
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○

先ほどとは逆のパターンですが、新郎新婦お二人からの挨拶が入ることで
堅苦しさが少し和らいだ文章です。

封筒裏面、返信葉書の宛名共に新郎新婦父名義(もしくは母)になります
しかし返信葉書の宛名だけは新郎新婦名で出される場合もあります。

ご両親名義で出される文例

謹啓 ○○の候皆様にはますますお健やかに
お過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび             
○ ○ ○ ○ ○男 ○ ○
○ ○ ○ ○ ○女 ○ ○
との婚約相整い結婚式を挙げることになりました
つきましては 末永くご指導賜りたく
心ばかりの祝宴を催します
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ご臨席賜りますようご案内申し上げます
                敬 具

一昔前まではほとんどの方が、このような形式で出されていました。
お二人の結婚式ではありますが、昔は家と家との契りと言う意味合いも大く
お二人のお名前も

○ ○ ○ ○ ○男 ○ ○
○ ○ ○ ○ ○女 ○ ○

新郎父名(もしくは母) 〇男(長男、次男など) 〇〇(新郎名)
新婦父名(もしくは母) 〇女(長女、次女など) 〇〇(新婦名)

と言う形で表記されていました。

封筒裏面、返信葉書の宛名共に新郎新婦父名義(もしくは母)になります
しかし返信葉書の宛名だけは新郎新婦名で出される場合もあります。

ご両親名義で媒酌人がいらっしゃる場合の文例

謹啓 ○○の候 皆様にはますますお健やかに
お過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび○○○○様ご夫妻のご媒酌により
○ ○ ○ ○ ○男 ○ ○
○ ○ ○ ○ ○女 ○ ○
との婚約相整い結婚式を挙げることになりました
つきましては 末永くご指導賜りたく
心ばかりの祝宴を催します
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ご臨席賜りますようご案内申し上げます
                敬 具

媒酌人が入る場合の文例です、媒酌人ってなに?って方も少なくないと思いますので
簡単ではありますがご説明すると

媒酌人とは結婚の証人になって頂き、参列者への結婚の報告など式を取り仕切って頂く
方々の事です、一般的にはお世話になっている上司ご夫婦などにお願いすることが多いです。

少数ではありますが今でも選ばれる方がいらっしゃいますので、伝統的な形として
当店でもご用意しています。

封筒裏面、返信葉書の宛名共に新郎新婦父名義(もしくは母)になります
しかし返信葉書の宛名だけは新郎新婦名で出される場合もあります。

発起人名で出す場合

発起人(幹事)名義で出される文例

謹啓 ○○の候皆様にはますますお健やかに
お過ごしのこととお慶び申し上げます
このたび 〇〇〇〇さんと〇〇〇〇さんが
めでたく結婚されることになりました
つきましては お二人の門出をお祝いして
披露パーティーを開催したいと存じます
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ご出席賜りますようご案内申し上げます
                敬 具

発起人名で出される招待状は、お二人に変わってご友人などの有志によって行われる
結婚披露宴で使われます。
会費制で行われることが多いので会費を入れることも、忘れないようにしましょう
文章もなるべく堅苦しくなく製作しました。

ちなみに発起人で出されるタイプの招待状は、北海道などでは一般的なスタイルです。

封筒裏面、返信葉書の宛名は発起人の場合と新郎新婦の場合どちらもありますので
製作されるときは、よくご相談の上制作下さい。

他の場所で挙げられる場合

海外や他の場所ですでに式を挙げている場合の文例

謹啓 皆様には益々ご清祥のことと お慶び申し上げます
このたび 私たちは○月○日 ○○○(国・教会名など)において
結婚式を挙げてまいりました
つきましては ご報告とご挨拶をかねまして
心ばかりの祝宴を催したく存じます
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ご光臨の栄を賜りますよう ご案内申し上げます
               敬 具

海外や他の場所で挙式を行なった後、地元で披露宴をされる場合は
「年月日、どこどこで結婚式を挙げてまいりました」の一文を入れるようにして下さい。
報告の後、結婚式へ参列のお願い、という流れで製作しています。

こちらの文章では
封筒裏面、返信葉書の宛名はお二人のお名前になります
しかし文章の内容次第では差出人名義が変わりますので、お気をつけ下さい。

既に入籍して結婚生活が始まっているいる場合

既に入籍して結婚生活が始まっているいる場合の文例

謹啓 ○○の候 皆様には益々ご清祥のことと
お慶び申し上げます
さて私たちは◯年◯月◯日に入籍して新生活を始めております
つきましては 日ごろお世話になっている
皆様をお招きして ご報告とご挨拶をかねまして心ばかりの祝宴を催しますので
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
                敬 具

製作される場合は「年月日、入籍して結婚生活を始めております」の一文は必ず入れて下さい
式が遅れた理由によっては文中に表記すこともあります。

封筒裏面、返信葉書の宛名はお二人のお名前になります

具体的に配置すると、こんな感じです

ここからは実際に当店でどのように印刷しているのかを紹介します
見本は横開きの招待状での配置です、縦開きの場合は右側を下に配置して下さい。

新郎新婦名で出す場合

新郎新婦お二人名義で出される文例


お二人名義で出すタイプですが、文中にご両家からの挨拶が入る文例

両親名で出す場合

ご両親名義で出すタイプですが、文中に新郎新婦からの挨拶が入る文例


ご両親名義で出される文例


ご両親名義で媒酌人がいらっしゃる場合の文例

発起人名で出す場合

発起人(幹事)名義で出される文例

他の場所で挙げられる場合

海外や他の場所ですでに式を挙げている場合の文例

既に入籍して結婚生活が始まっているいる場合

既に入籍して結婚生活が始まっているいる場合の文例

配置するとこんな感じになります、ここにあげた文例や配置見本はあくまでも一例です
今回の記事が参考になれば幸いですし、文章を変えて頂いても面白いと思います。

当店にて注文を受けた場合、文章は雛形から選んで頂いても、オリジナルで製作されても
料金に変更はありません、また修正など細かく対応させて頂きますので
お気軽にご相談ください。

それぞれお二人に合った文章で、招待状を作りましょう

どうでしたか、出される方、結婚式を挙げた場所、挙げた時期で、文章が変わることは
ご理解いただけたお思います。

また受け取られる方次第で、文章を厳格な表現で製作するのか、砕けた感じで製作するのか
バリエーションは広がりますので、まずはお二人、ご両親などまじえてご相談下さい。

そしてある程度形が出来上がったら、ホテル、式場、外部委託業者にご相談下さい
お二人に合った招待状の製作のお手伝して頂けると思います。

もちろん当店でもお手伝いさせて頂きますのでお気軽にご相談くさい。


今回も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます
まだまだ拙い文章で読みにくい箇所も多々あるとは思いますが、お付き合い下さい
そして少しでも参考になったって思って頂ければ幸いです。